2017年04月15日

今日でも使われ続ける木製パレット

パレットは物流に使われるすのこ状の板で、木材やプラスチックなど色々な素材、そしてサイズのものがあります。
利用される場所は主に工場や倉庫、運送会社での営業所などで、トラックやコンテナにパレットの足の隙間にフォークリフトの爪を入れて、積み込むなどの荷役作業を扱いやすくします。

保管する際も丈夫なパレットであれば荷物を乗せたままの状態で数段重ねておくこともでき、パレットラックに収めて保管することもできます。
種類も一般的によく使われている平パレットをはじめ、車輪付きのロールパレット、ボックスパレットなどその形状も様々で、用途により使い分けられている。
差込口が相対する二方にある二方差しパレット、四方向にある四方差しパレットなど、足の形状も様々です。
木材のパレットは生産や廃棄のコストが抑えられ、破損した際も修繕が可能であることと、比較的軽量であるにもかかわらず耐荷重量も十分であり、荷物が滑りにくいという事から総合的な面において扱いやすいという利点があります。
しかし湿気に弱い事と、パレットの材料の気の中に害虫が存在したまま輸出入が行われ環境問題に発展してしまいなどの問題点もあります。
国際物流においては海外への害虫の侵入や繁殖を防ぐために、国際基準で各国の基準に合わせ燻蒸処理等の殺虫処理を施した木材で作られた木製パレットを使う事を義務付けられています。

熱処理、薫蒸処理ともに厳しい基準が設けられており、この基準をクリアすることによって規定通りの処理が行われた証として承認マークが付けられて、初めて輸出用パレットとして使用できるようになりますます。

過去には日本国内における木製パレットの廃棄が一般廃棄物とされていたために発生してしまった問題点は、産業廃棄物として取り扱うことで解消されました。
このような問題克服とトータルでの便利さから、各国で今日も歴史深い木製パレットが利用し続けられています。

下記のような中古パレット専門業者もかなり増えてきているようです。

(有)ヨコシン


同じカテゴリー(仕事)の記事
 仕事で良く重機をレンタルします。 (2017-06-19 17:50)

Posted by stinea at 19:00│Comments(0)仕事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。