2016年09月08日

歯科衛生士の確保は歯医者にとって難題?

どこに行っても、歯医者って目にします。
近年だと、おしゃれな外装だったり、明るいイメージがあって、ひと昔前の痛い・辛いといったイメージとはがらりと変わりました。
コンビニよりも多いといわれる歯医者。まさに激戦ですね。どう患者さんを離さずに通ってもらうか。歯医者の腕だけで患者さんが通ってくれる医院になるのか…。
以前、仕事で歯医者に関する情報を集めなくてはならない事があって、様々な事を調べました。遠い昔、歯科受付の仕事を5年ほどしていたので、歯科治療に関する知識も少々ありました。まず、歯医者で重要なのは、医師の技術ももちろんですが、「歯科衛生士」の技術もかなり重要です。口腔内のクリーニングや、型とり、ブラッシング指導や虫歯で削った穴を埋めるなど…患者さんと長く接しているのは歯科衛生士だからです。医師は、抜歯や根の治療、麻酔や削る作業といった治療を主に行います。医師がクリーニングをする歯医者は見たことがありません…。患者さんの要望を聞いたり、いろいろな細かいアドバイスをくれるのも、医師よりも歯科衛生士の方が圧倒的に多いです。

しかし、歯科衛生士は歯医者の数にくらべ、圧倒的に数が少なく、人材が足りない状況です。専門学校へ入学し、国家試験を受けて歯科衛生士という職業につきますが、歯医者がたくさんある地域に専門学校が無かったりすると、もう大変。私の住んでいる地域もその1つです。衛生士の人数が多ければ、クリーニング希望の患者さんを同じ時間に予約を入れる事ができたり、回転がよくなります。痛くなってから行くよりも、定期健診をしましょうなどといった、メンテナンスに力をいれている歯医者が増えています。つまり、歯科衛生士の仕事がとても重要になってきています。確かに、歯医者で働くと、夜遅くまでやっている歯医者が増え、拘束時間は長いし、きれいな仕事では決してないし、給与は安いし…。良いイメージは無い気がします…。

実際に、私が勤めていた神戸市三宮の歯医者も、歯科衛生士の確保に悩んでいました。歯科点数が低くなっているので、収入が少ない=給与をあまり出せないなどといった事情をかかえ、無資格である歯科助手にクリーニングをやらせるなどといった歯医者もあるそうです。患者さんの立場になってみたら恐ろしいですよね…。一見、助手なのか衛生士なのか分かりませんし。ちゃんとしている歯医者は、ネームプレートをさげている医院もありますね。自分の体を治療する歯医者ですから、きちんと教育された歯科衛生士さんに出会いたいですね。


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Posted by stinea at 09:20│Comments(0)美容・健康
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